第13章 だから。何なの?その自信(N)
「―――――…ハアッ!」
どっからどう突っ込んでいいものやら、悩むね。つか言葉も出ないね。
呆れてだよ!!
二「…で?貸したの」
大「ううん…。逆に困るって」
このお人好し、遥ちゃんに金持ってったってんだもん。バカでしょ!?
でも受け取らなかったなら、まだマトモなのか?
正直よくわかんないんだよな、遥ちゃん。俺らが話聞いた時も、言いづらそうだったけど、嘘ついてるようには見えなかった。リーダーのオカマ友達情報によると、確かにそういう話はあるみたいだけど、あくまで噂。怪しいもんだよ。いかにもってくらいの怪しさ度合いだよ。
だってさ。
父ちゃんが知人の連帯保証人になってて借金背負って?本人、入院してる上、手術が必要な状態で。娘は男手ひとつで育ててくれた父のためにお水の世界に…って。
こんなベタな話、あります?イマドキ。昼ドラでも数字取れねえよ、こんなんじゃ。さすがに詐欺?って疑うよ。