第6章 同じ顔。…違う顔?(O)
…いやいや。まさかねぇって、手から腕…ってたどって顔に視線を向けた。あの時と同じように…。
って。あ~!あの時、初対面の時も、ちゃんと彼女の顔見てたわ、俺。
思い出しながら横の人の顔ちらっと見たら、少し俯いてた。ちょっと口元微笑んでる感じで。そうそう、まさにこの顔。彼女そのもの。
「……えっ!」
遥ちゃん…!?
相「ラーメン屋で?」
大「うん」
二「隣に、いたの?そのタイミングで」
大「いたの!」
松「…偶然?」
大「ぐーぜんっ!!」
買物して腹減って、ラーメンでも食ってくかって。たまたま一人でふらっと入った店で、バッタリ再会ですよ。俺も超ビックリしたよ。さすがに二度見しちゃったよね。