第3章 ヒミツ
マネージャーに送ってもらって
すぐ浴室に駆け込む。
仕事中にあんなことしちゃったから
パンツが気持ち悪くてすぐ洗濯機へ。
……なに、してんだろ。
やっと。潤くんと気持ちが通じあって
セックスしたいって……同じ気持ちだった
のに。
先走って…こんな痴態見られたから
嫌われちゃったよ、ね。
色んな事を洗い流すかのように
頭からシャワーにかかる。
少し気分も落ち着いてきて
ビールを開ける。
俺の部屋には…
潤くんのものばかり。
たまにメンバーのものもあるけど。
この部屋は俺専用の
秘密の家。
メンバーにすらこの家は教えてない。
こんなにみんなのこと好きだって
知れたら…気持ち悪いでしょ?
ビールを開けたものの
まだ口も付けずに
テレビのスイッチをオン。
そこには懐かしき頃の俺ら。
それを眺めながら飲むビールが
さいっこうに!美味しいの!
引くよね……
男か男を好きだって……
けど。
好きになったものは仕方がないもん。
俺の秘密。
知りたい??