第15章 目覚め
「つい、先程。医師の診察が終わった。もう大丈夫だそうだ。」
「・・・ならばいい。」
「そこでだ、リヴァイ。にはひとつの特別訓練メニューを加えようと思う。」
「あ?特別訓練メニューだ?」
訝しげなリヴァイの反応をよそに、エルヴィンが言い出したのは以外なものだった。
「なに、特別なことは何もない。長さ20メートルの綱渡りだよ。だが、それだけではつまらない。20メートルのロープのうえでジャンプや片足飛びなどをやってもらう」
「「綱渡り・・・」」
とリヴァイは腑に落ちないという表情だったが、後に調査兵団のみならず訓練兵団にも採用される訓練法となる。