第13章 誰も治せない病
誰も治せない病
リヴァイを見送ったは途方に暮れていた。
(この書類今日中にやるようにってエルヴィン団長に言われてるのに)
出来ればも疲労が溜まっている。早く兵舎に戻って眠りたい。
だが、肝心のリヴァイが外出で出て行ってしまった。
仕方なくは団長室に引き換えることにした
ドアをノックするとエルヴィンはまるで最初から知っていたかのようにを迎え入れた。
「リヴァイは外出した、か?」
「はい・・・どうしてご存知なのですか。」
「勘だよ、彼の悪い癖が始まったか。」
「何かお急ぎの用事だったようですが?」
それに対してエルヴィンは何も答えず、に言った。
「仕方ない、。君はリヴァイの判は後回しにして君が計算などをしておいてくれないか」
そう言うとエルヴィンは団長室に置いてある机の横に考えてみれば簡易机をに用意すると、そこで事務処理をするように指示する。
気の遠くなるような書類の山。だが、リヴァイの書類よりもエルヴィンの書類の方が遥かに多い。
やがてが事務処理を始めて1時間くらいした時である。
「、少し休憩しよう。」
そう言ってエルヴィンは自分との分の紅茶を入れた。
「、リヴァイと事務仕事をしだしてどうだい?」
それを聞いたは困った顔をする。
「はい、リヴァイ兵長は。最近私を避けている気がします。出来るだけ私の他の部署への伝達に出そうとされたり、よそよそしいと・・・言うか。自分のそばに私を置かないようにというような配慮をしたりします。確かに今はもう私も一介の兵士で以前のように見ていただけないのは分かっています。私は何かをしたのでしょうか?」