第11章 壁外調査
「と、言うことでは無事に成人しましたってことで!本来であればお祝いモノなんだけど、不幸にもここは壁外!さぁ、今日も気合い入れて行くわよっ!…と、その前に兵長は団長にこのことをお伝えください。団長から医師に報告が行くはずです。」
「あ?医師にも伝えなきゃいけないことなのか、これは。」
「そうです。の体の成長の経過報告です。」
「…つまりは、は大人の女になったって事でめでてぇことでエルヴィンから医師に報告を上げなきゃいけないんだな?」
もはやリヴァイにとっては何が何だか分からなかったが。エルヴィンには報告することを約束した。
「…俺にはよく分からねぇことだが、。お前は大人の女になったらしい。せいぜい身の振り方に気をつけることだな。俺も女を知らねえわけじゃねえ。今までみたいに男の前で無防備に寝てるんじゃねーぞ。」
そう言うとリヴァイは立ち去った。
「あらー、リヴァイ。にもしかしてお熱?」
そばを通りかかったハンジがリヴァイに駆け寄り肘でつつく。
「馬鹿言え!どうして俺がガキに…」
「あれ?もうは子供じゃないよ、リヴァイ。ウシシっ今度はに嫌われないようにしないとね!」
「馬鹿も休み休み言え!このクソメガネ!」
リヴァイ班は声にならないため息をつきながらオルオがこう言った。
「もぅ腹一杯だ。俺は準備をするぞ。」
「私も準備をするわ、さぁ。行きましょう。無事壁内に戻ることが今回の目標よ。」
呆然としているにペトラは手を引きながら準備を促した。
一方、リヴァイから回し蹴りを食らい。イテテテと膝をなでながらもハンジはある予感をしていた。
(リヴァイとエルヴィンどっち勝つかな~?)