第6章 調査兵団

調査兵団



とリヴァイが食堂へと到着すると既にエルヴィンを始めとした調査兵団の全員が集まっていた。エルヴィンはを手招きして手元に呼ぶと声を大きくの紹介をした。


｢先程、説明した彼女が新しく我が兵団に入隊した・だ。彼女はまだ訓練兵団に所属しているが、修了後には当兵団の所属となる。｣

やがてエルヴィンがに挨拶を促す


｢訓練兵団105期生・です。よろしくお願いします｣


そう言うとは左手に心臓を当てる、するとエルヴィンが


｢彼女に敬礼！｣


というとエルヴィンとリヴァイを始めとした全員がに敬礼した。一糸乱れぬ動きには初めて兵団組織と言うものを知った気がした。

その後朝食となったが、調査兵団の面々はに興味津々だった。


｢彼女がリヴァイ兵長の心臓を掴んだ子か、まだ小さな子供だな｣

｢最近じゃ彼女の訓練に入れ込んでいて、夜遊びもしないらしいな。｣

｢まだ可愛い子じゃないか｣


聞くともなしに色々との耳には聞こえて来てはプレッシャーを感じていた。そのためが余り食が進まないようだったが、リヴァイはそんな
を見て食事を促す。


｢手が止まってるぞ、食え｣

｢はい･･･でも食欲が･･･｣

｢いいから食え、これは命令だ。｣

｢はっ、はいっ！｣


に何とかして食べさせようとリヴァイは強い口調でいう


｢、今後の予定では午前中は俺の部屋で待機だ。少し寝てろ。午後からは昨日言った通りに立体機動術の訓練にお前も参加してもらう｣

｢えっ？私が調査兵団の訓練に参加するのですか？｣

｢そうだ、なんか文句あるか？｣

｢私のような訓練生では足でまといになってしまいます｣

｢あ？お前には拒否権はないぞ。実践を通して学べ、立体機動装置は使ったことがあるだろう。｣

｢はい･･･あの少しだけ･･･｣

｢あと夜間はエルヴィンが座学を教えるそうだ｣


はさすがに疲労の色があった。本来であれば今日は訓練兵団では調整日で休みのはずなのだ。