第5章 乙女の秘密
乙女の秘密
「、お前は脇が甘い!」
「っ!」
今日も対人格闘術の練習をしていた。
だが、訓練兵団では木刀を使って行われている訓練だが、リヴァイは真剣を使わせていた。
は軽々とリヴァイに放り投げられると地面に叩きつけられる、そして背後から拘束されるとナイフは手から落ちる。
そう、訓練兵団ではここまででは負けだ。だがリヴァイはそこから先も要求した。
「ナイフが落ちたな、さぁそこからどう取り戻せば良いかは前回教えたな?」
「くっ!」
するとは渾身の力を使って肘鉄をリヴァイの鳩尾に打ち込んだそして怯んだ隙にナイフを取り戻すと今度はリヴァイに組み付き喉元に
ナイフを喉元に突きつける事に成功した。
組み伏せられたリヴァイは満足気に笑うと上体を起こした
「悪くねぇ動きだった。訓練兵団ではこれで十分だろう。今日の訓練はここで終わりとする。明日からは立体機動装置を使った訓練だ。これからが本番だ。今までのは自分自身を守るための訓練だったが明日からは対巨人だ」
「はぁはぁ・・・はい。」
息の上がっているだが、リヴァイは組み伏せられたものの全く呼吸の乱れはない。
に手加減をしていることは確かだった。
やっとの思いでが立ち上がった時である
「食え、お前は本当に小さいからな。ちゃんと食ってるのか?」
に放られたものは、この世界でも貴重なハムの挟まれたサンドイッチと水だった。身長140cmで痩せ型のは、その幼児体型とも言える小さな体がコンプレックスだったので顔を真っ赤にする。
「どうやったら大きくなれますか?」
「ちゃんと食って寝ることだ」
それを聞いたは受け取ったサンドイッチをモグモグと食べる。それを見たリヴァイは安心したかのように頬を緩めた。
「何だ、体が小さいことがそんなにも気になるか?」
「はい・・・みんな背も伸びて女性らしくなるのに私は小さいままです・・・それに・・・」
「それに、何だ?」
聞き返すリヴァイには慌てたように、『何でもありません!』と否定し真っ赤になる。