第2章 ジェラシーウルフ【M×S】
その温度差に、身体が反射的に逃げようとするけど、もちろんそんなの許されない。
熱い尖端がソコに当てられた。
もう?
さっき風呂場で解してはもらったけど、まだ十分じゃな……
メリメリと……
そんな擬音が聞こえてきた。
「ああああぁ…っ…」
風呂場で熱い舌先と1本きりの指で解されたソコは、圧倒的な質量を持った『じゅん』の侵入を拒もうとする。
「…相葉、に…『俺の、櫻井くん♡』…なんて紹介されて、デレ、デレ…して、さ…」
捻じ込まれる俺が苦しいってことは、
捻じ込む潤も、結構無理してる訳で…
苦しそうな息遣いになる。
「…デレ、デレッなんて…誰が…ああっ…」
潤の腕が俺の腹に回され、逃げないように固定する。
「してた、よ…嬉し、そうに…笑顔、で…」
さっきも言ったけど、
心の中でではあるけどさ…
TVショーじゃんか!
嫌な顔とか、否定とか、
そんなのあり得ない…
それは潤が一番よく分かってるはず…
「…やっ…ああああ、ッッ…」
強引に突っ込まれた熱が、最奥まで到達し、その焼けるような痛みで、息が止まった。
「…はっ…アッ///」
苦しいのは同じ。
何とか逃そうとしがみ付いた腕に指が食い込んだ。
「…翔///」
「……」
圧迫感に、身体が少しずつ馴染んでくると、
今度は俺の中は、緩やかに蠢きながら、
今度は、さっきまで排除しようとしていたはずのソレを包み込んでいく…
熱く…優しく…