第24章 IN THE SUMMER【S×A×N】
「…でも、なんか、俺…」
「ほら、身体は正直じゃん♪いいから。力抜いてごらん…」
…力…抜くっていっても、そろそも力を入れてる自覚ないんだから、抜き方が…
その時。
「あっ、なっ…?」
相葉さんが無防備だったオレを握った。
「感じてるから、こっちも反応したんだよ…ニノ…素直に感じていいんだよ…」
「…素直、に…っん…」
翔さんの指が、両側から入り込んで、中の襞を伸ばすように『あの場所』を刺激し続ける。
……素直に…感じて……
「…あ、あっ…あぁっ…」
後ろは翔さんが、
前は相葉さんが、
男だからこそ分かる器用さで、俺を追い詰め、快楽の海に沈めていく。
こんな、気持ちいいの…
初めて……
「…あっ、もう、変に、なる…ああっ…ぁ…」
オレを左手で扱き上げながら、敏感を通り越した尖端を掌で何度も擦る…
その、ソフトなタッチが絶妙で。
翔さんの指が、俺を壊していくようで……
「…あ、やっ、…ダメ、ダ…出ちゃう…」
あり得ないけど、なんか、
身体中を、駆け巡る熱が、相葉さんの掌に向かっていくような…
「…ああっ…やめて…なんか、出ちゃう、から…お願いっ」
汗が吹き出し、もう、限界……
そんな俺をみて、二人が笑いあって頷いたこと、俺は知らない…
「ニノ、出していいよ…ほらっ」
「…ああ、でもっ…」
「いいから!」
「…でもっ…でっ、やだ…ああああっ///」
飛沫が相葉さんの手に当たって弾け飛んだ……
あり得ない快感が、
オレの先から飛び出した……
でも、それは精液じゃなくて…
嘘だ……
俺、お漏らし、しちゃった…