第21章 幼馴染の君と僕【M×N】
…落ち着かない…
何度も時計を見る…
そろそろ…かな?
ああ…なんか、緊張する(>_<)
窓から外を見たその時、下から母ちゃんの声、
「和也~、ソース買って来てくれない~?」
「はあ~?今から~?」
「潤くんソースじゃないと、カニクリームコロッケ、食べないでしょ~?」
マジかよ///
もういい大人なんだから、そんな我儘言わないだろ~?
そう思いつつも、俺は母ちゃんの財布を握りしめて、近所のスーパーにダッシュした。
1ℓのお徳用ソースを抱えた俺は、大急ぎで家まで戻ってきた。
玄関を開けると家族のじゃない靴が二足…
来てたんだ!!
すると、リビングから潤が飛び出して来た。
「和!!久しぶり~♪」
「……じゅ、ん…」
俺はそれ以上言葉が出なかった。
久しぶりに再会した潤は、
まるで別人だった。