第16章 バレンタインは甘く【O×N】
智がメイクさんからチョコレートマウンテンの道具を貰って来た。
「こんなの、要らないじゃん///何する気だよ?」
「何ってチョコつけて食うに決まってるだろ?」
嵐スイーツ部の部長っていう肩書、結構気に入ってるからね~この人(^^;
まあいいけど~?
部屋が汚れそうであんまり乗り気じゃない俺だったけど、智があり得ないレベルで乗り気だからさ。
まあ、仕方ないから一緒に買い出しに行った。
そう言えば巷では明日がバレンタインデーなのか…
スーパーには特設コーナーがあって、
義理チョコを選ぶ女子で賑わっていた。
その横をすり抜けて、俺たちは使えそうな素材をカゴに入れていく
「マシュマロじゃね?やっぱ♪」
「お~そうだな!後は…竹輪とか?」
「竹輪~?そんなの聞いたことないよ!」
「じゃ、かまぼこ?」
「あなたね…(-_-;)」
アホな智は相手にしないで、俺はフルーツコーナーにやって来た。
「おっ!苺♪これじゃん!」
「これは?バナナ…」
……バナナ…バナナ……♪♪
俺、いいこと思いついちゃった~❤
…はい、読者様も分かったよね~(^^♪
そうだよ、バナナがあったじゃん!
俺は一気に乗り気じゃなかったチョコレートマウンテンが楽しみになった。