第8章 リゾートは甘くない【M×S】
「夢...?夢だったの??
…どっからが夢なの??」
「どっからってさ、分かんないけど、
ホテルについて、直ぐにエッチして、
潤は、そのまま寝てたんだけど…」
キラキラした笑顔で翔くんが言う。
「よかった~/////
…翔くん!!」
俺は彼の首に抱きついた。
「なんだか、分かんないけど。
出掛けようぜ~!
俺、腹減ったし…」
出掛ける!?
「ダメ!出掛けたらダメだよ!
ここから出ない方がいいんだ!!」
「…潤、夢だったんでしょ?
大丈夫だよ~。
レストラン予約してるんだし…」
「やだ!翔くん…ホントに。
今日は出掛けないで、ここにいようよ!
お願いだから!」
必死にすがり付く俺に、
「潤……」
困惑顔で翔くんが俺の髪を撫でた。
そのとき!!
プール側の植え込みを乗り越えて、
4人の男たちが侵入して来た。
えっ?えっ??
嘘だよね?
………これも、夢…
夢の続き……
そうでしょ?
そうだよね…?
翔くん……
【end】