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いつも眠いのはキミのせい。

第109章 信じる想い。


★★


「ここがいつも練習してる体育館」

紫原「へぇ・・・」

「で、ここの体育館の前で初めて涼太に会ったんだ」

紫原「黄瀬ちん?」

「そう!黄瀬ちん」



ここで怖い夢を見て涙を流してた私に、涼太は泣かないでって頭を撫でてくれた

それに、甘い甘い苺味の飴をくれた

涼太の学校に練習試合に行ったし

皆に渡せなったお弁当を食べてくれた

メールもよく送ってくれた

誕生日にも一緒に遊んだ

イヤホンをプレゼントにあげたのに、プレゼントにイヤホン貰っちゃったんだよね・・・

涼太はいつも明るくて、元気をくれる

けどそれは、いつもなわけじゃないって話もしてくれた

素直に気持ちを伝えてくれるのに

自分の辛い事なんかは絶対に言わない




「。俺、の事好きっス」



涼太は私を好きだと言ってくれた

好きだって、何度言ってくれただろう

何度も何度も・・・・

私に真っ直ぐな想いをぶつけてくれた

涼太の元気な声が聞きたい

涼太の満面の笑顔が・・・見たい



「涼太の笑った顔が見たいのに・・・」

紫原「?」

「私は涼太を傷つけてばっかりで・・・涼太の太陽みたいな笑顔・・・最近見てないな・・・」

紫原「は笑ってる黄瀬ちんが好きなの?笑ってないと嫌いなの?」

「そんなこと無い!!笑ってない涼太だって涼太だもん!」

紫原「それに、黄瀬ちんが傷ついたって言ったの?」

「それは・・・言ってないケド・・・」

紫原「それっての勝手な思い込みなんじゃないのぉ?黄瀬ちんってすぐ泣くくせにタフだし、全然めげないよね。諦め悪いし」

「確かに・・・」




涼太が直接私に辛いとか傷ついたとか嫌いだとか一言も言ってない

涼太はいつも・・・・・



「いつも私を想ってくれてただけ・・・」
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