第108章 逃げ。
★緑間真太郎★
試合前・・・携帯が震えた
着信は・・・・
緑間「黒子・・・?」
高尾「何々?黒子がどうかしたの真ちゃん?」
緑間「電話なのだよ」
-pi-
緑間「黒子か、俺に何の用なのだよ」
黒子『突然すみません・・・あの、今さんと一緒じゃないですか?』
緑間「??俺は一緒に居ないが・・・」
高尾「ちゃんがどうかしたのか?」
黒子『そうですか・・・実は・・・』
黒子は、が朝から行方不明で連絡が取れないと言った
俺も直ぐにに電話をかけてみたが・・・
緑間「つながらないか・・・」
高尾「ちゃんが行方不明ってどういう事だよ!?」
緑間「それは俺が聞きたいのだよ!!」
高尾「どこ行っちまったんだ・・・?!」
緑間「・・・」
昨日の出来事が頭をよぎる
やはりもっと傍にいてやるべきだった
あの時、もっとあいつの状況を理解してやるべきだった
・・・・・
お前は今、どこに居るのだよ
もしかすると赤司なら・・・の居場所がわかるのかもしれん
緑間「くそっ・・・」
こんな時に試合なんてできるのか
いや、昨日俺はと約束した
赤司の事は俺に任せろと言った
は今まで通り笑っていればいいと
赤司を救うことができなければあいつも救われない
高尾「どうすんだよ真ちゃん!」
緑間「・・・もうすぐ試合だ。今はそちらに集中するのだよ」
高尾「けどっ・・・」
緑間「問題ない。赤司を倒して・・・アイツを探しに行く」
・・・
お前は結局一人で何でも抱え込んでしまう
俺はお前が心配なのだよ
この試合が終わるまで・・・・・
何事も無く、無事であってくれ