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いつも眠いのはキミのせい。

第103章 これっきり。


★★


大我は私の手を離し先に走っていった

聞こえてくるのは、知らない人の声と氷室さんにアレックスさん

二人とも無事でいて!!



「・・・・!」



二人の心配をしていると、私たちが歩いてきた方からこちらに向かってくる足音が聞こえてくる

この足音は・・・・

けど今はとりあえず、氷室さんたちの所に向かわなきゃ

私は走った



「大我っ!!」

火神「!」

「っ!?氷室さん!怪我を・・・」

氷室「大丈夫!こっちへ来ちゃダメだ」

「でも・・・・」



氷室さんの額からは血が流れている



「アレックスさんは!?」

アレックス「私は大丈夫だ。心配するな」

「良かった・・・・」

「あれぇ~?もしかして誠凛のマネージャーじゃね!?」



明らかにガラの悪そうな感じの人が話しかけてきた

誰・・・?

ジャージ着てる・・・選手なの?



「近くでみると一段といい女だな!なぁ!俺と今度どっか遊びに行こうぜ!」



そう言って彼は私に近づいてきた



火神「オイ!に近づくんじゃねー」

「へぇー、って言うんだ」

氷室「やめろ!」

「あ゛!?何なんだよさっきからテメェら!まさかテメェら二人とも、こいつの事好きとか!?」

火神・氷室「「・・・・・」」

「マジかよ!そりゃあ益々興味湧いちゃうぜ、ちゃん」



そう言って、この男の人は私の腰に手を回そうとした



「!?」

「!」

―ビュッ   バチィ―

「オイオイいきなり俺にボール投げつけるなんていい度胸だなリョータぁ」

・火神「涼太!/黄瀬!?」

黄瀬「から離れてもらっていいっスか?祥吾君」グイッ



涼太はボールを投げつけたかと思ったら、私の腕を引いて自分の元に寄せ、祥吾君と呼ばれる彼から遠ざけた

彼の名前は灰崎祥吾。帝光中で、涼太がバスケ部に入る前までスタメンだった人らしい

けど、他のキセキの皆とは違う。選手にも関わらず平気で人に暴力を振るう

それに何か女の人にだらしない

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