第101章 才能。
★氷室辰也★
どうしてなんだタイガ・・・・
どうしてお前なんだ
俺はこんなにもバスケが好きで
こんなにも望んでいるのに
どうして俺には・・・・
紫原「もういいや 俺やーめたー交代してよ」
敦・・・・
敦だってそうだ
お前だって俺の欲しいものを・・・・
なのに何故諦めようとするんだ
俺はまだ諦めたくない
勝ちたいんだ
だからお前が・・・・
お前が諦めるなよ!!
―バキッ―
福井「氷室!?」
氷室「いい加減にしろアツシ!!まだ勝負は終わって無い!!」
紫原「・・・てーな。そーゆー熱血っぽいのが一番ウザいんだけど。そもそも室ちんなんて俺よりも火神に歯が立たないじゃん!才能が違うってわかんないの?」
才能・・・・・
俺がずっと欲しかったモノ
俺が手に入れられなかったモノ
氷室「・・・ってるよ・・・わかってるよそんなことは・・・・・」
こんなにも強く・・・・強く望んでも・・・・
俺に手に入れることはできない
けど敦・・・・お前は持ってるじゃないか
氷室「俺が喉から手が出るほど欲してるモノを持ってるお前が、あっさり勝負を投げようとしてる・・・怒りで気が変になるぜいい加減・・・・」
お前には才能があるんだ・・・・敦