第98章 届けたい声。
★黒子テツヤ★
「頑張ってー!!頑張れ誠凛ー!!!」
さんは大きく声を張り上げて皆を応援していた
目からボロボロと涙を流しながら
黒子「さん・・・・」
あの涙からはきっと色んな感情が溢れてるんだと思った
さんが元気が無いのは知っていた
それなのに、これ以上傷つくさんを見るのが怖くて聞けなかった
ちゃんとあの時に聞いてあげていれば良かった
さんは青峰君との試合の時、心が折れかけていた僕を助けてくれたのに
この試合が終わったら・・・・
この試合に必ず勝って
そしたらさんの話を聞こう
それで今度は僕が、さんの全部を受け入れるんだ
だから今は、さんも僕も、精一杯応援するんだ