第97章 優しさの指輪。
大我が抜けている間、鉄平さんや皆の頑張りのおかげで、点差は一桁まで追いついた
陽泉37対誠凛28
「陽泉タイムアウトです」
皆がベンチに戻ってくる
「お疲れ様です。タオルどうぞ」
木吉「ああ、すまん」
鉄平さんの汗の量・・・凄い
それに鉄平さん・・・・いつもよりピリピリしてる
リコ「交代よ火神君!これ以上ウダウダ言うのは無し!準備はいいわね?」
火神「ウス!」
「大我っ!」
火神「任せろ!」
大我はもう・・・・大丈夫だよね?
黒子「火神君はもう大丈夫です」
「テツ君・・・そうだね!」
黒子「さんも何か吹っ切れたみたいですね」
「うん。わかったんだ、私の大事なモノ」
黒子「大事なモノですか?」
「うんっ!!こんな近くにあったのに、私迷子になってたよ」ニカッ
黒子「!!やっと笑ってくれましたね」
「うん!!やっぱり皆と笑って、勝ちたいからね!!」
黒子「そうですね!僕達も全力で応援しましょう!!」
「だねっ!!」
コートに戻っていく皆を見送りながら
私は感じてた
彼の視線に・・・・
赤司「・・・・・・」
だけど私は、もう負けたくない
皆と笑えないのはもう嫌だ
だから私は・・・・みんなと笑うよ