第94章 もう一度。
待ち合わせ時間5分前
そういえば、WCの事とかで頭がいっぱいで、すっかり忘れてたなぁ・・・・
キラキラ輝く街
皆が笑顔になる音楽
目の前には大きなツリー
周りで歩いてる人達はなんだか楽しそうで
「今日はXmasだったんだ・・・・」
そんな独り言をポツリとこぼしていると、彼の足音が近づいてきた
大きなクリスマスツリーに見とれていた私は後ろを振り返る
「今日の試合、お疲れ様でした!氷室さん」
氷室「やぁ、待たせたね」
「私も今来たとこです。」
氷室「寒くないかい?何処か暖かい所に入ろうか」^^
「そうですね!でもその前に・・・merryXmasですね」
氷室「merryXmas!」^^
氷室さんは、楽しそうな笑顔を浮かべながら私を優しくエスコートしてくれる
私たちは、冷えた体を暖めるために近くのカフェに入った
氷室さんのエスコートは凄く紳士的で、私はすんなり席に着くことができた
「すいません、色々してもらっちゃって・・・」
氷室「こんなの当たり前だよ^^」
やっぱり紳士だ・・・!
大我とは大違い・・・って言ったら絶対大我怒るんだろうなぁ
氷室「何を考えてるの?」
「え?あぁ、氷室さんと大我じゃ全然違うなって思って」
氷室「は今俺といるのに他の男のことを考えてたの?」
「えっっ!!?あ、いや、だって大我だし・・・あの、氷室さんと兄弟してたし・・・」
焦る私を見て、氷室さんは楽しそうに笑った
氷室「はははっ^^やっぱり君を見ているのは楽しいよ」
「もう!からかわないで下さい!!」
氷室「けど・・・俺はもう、大我と兄弟をやめたいんだよ」
「氷室さん・・・・」
氷室「さぁ、この話はここまで!今日何で呼び出したかわかる?」
氷室さんは大我との話を避け、話題を変えてしまった
「?何でですか?」