第92章 師匠。
★青峰大輝★
なんだよテツの奴、急に呼び出しやがって
黒子「・・・どうも」
青峰「どうもじゃねーよ、いきなり呼び出してどーゆーつもりだ、テツ!」
黒子「桃井さんは一緒じゃないんですか?」
青峰「は?うるさくなりそーだから置いてきたよ。てか何で一緒にいたって知ってんだよ?」
黒子「『大ちゃんにデート誘われたから行ってきま~す♡』とメールが」
青峰「誘ってねーよ!何言ってんだあのバカは・・・。お前こそ・・・は一緒じゃねーのかよ」
黒子「誘ったんですが、断られました。」
青峰「そうか」
アイツのことはもう諦めんだって
昨日からずっとそう思ってんのに
全然頭から離れやしねぇ
黒子「喧嘩でもしたんですか?」
青峰「してねーよ!つか、それ言うためにわざわざ俺を呼び出したんじゃねーだろ」
黒子「・・・単刀直入に言います。青峰君、僕にシュートを教えて下さい」
青峰「・・・あん?」
それからテツは、教えてやるなんて一言も言ってねぇのに、俺を高架下のコートに無理矢理連れてきた
テツのシュート?中学の時は相当酷かったけど、ちょっとはマシになったのか?
バッ ヒュッ ガンッ テンッ テンッ・・・
黒子「どうですか?」
青峰「知らねぇよ!!」
全然変わってねぇ・・・
こんなヘボシュート見せつけて教えてくれって・・・
しかも昨日負かした相手に教わりにくるなんておかしいだろっ!!