第92章 師匠。
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WC二日目
私たちは今日は試合が無いため、注目チームの観戦に来ていた
アレックス「おーおーすげーなオイ」
昨日、アレックスさんも一緒に行きたいと言ったため、私たちは金髪美女を連れて会場に来ていた
「おいあれ誠凛じゃね?桐皇に勝った・・・それに・・・」
「なんで金髪の外国人と歩いてんだ・・・!?しかも・・・」
「桐皇戦で噂にはなってたけど・・・」
「桐皇も誠凛もレベルたけぇよなぁ・・・・」
「「「「マネージャー可愛い!!」」」」
何だかアレックスさんがいるのと、桐皇に勝ったことで注目を集めてる・・・・
火神「オイ」
「ん?」
黒子「さんは僕が守ります」
日向「俺のそばを離れるんじゃねーぞ!」
「??」
伊月「ちゃんお姫様みたいだな^^」
「えぇ?!私は・・・・」
こんな風に皆が、いつもと変わらずに接してくれるのに
「私はリコちゃんの隣がいいっ!!」
日向・火神・黒子「「「!?」」」ガーン
伊月「おい・・・・大丈夫か?お前ら・・・」汗
私はリコちゃんのそばに行き、リコちゃんの手を握った
リコ「?どうしたの?」
「ううん。何でも無いよ!」
ずっと友達がいなかったから守れていた約束
ずっと笑ってこなかったから守れた約束
今は友達がいて、仲間がいて、私を特別に想ってくれる人もいる
それに今はちゃんと笑える
そんな中で、赤司君との約束を守れるの?
でも・・・・記憶を思い出した時、約束を守らなかったことを後悔するって赤司君は言った
それに、もし約束を破ってしまったら・・・・
「僕に逆らう奴は親でも殺す。たとえでもだ、覚えておけ」
普通なら冗談だと思う
だけど、冗談に思えないほどの恐怖を感じた
あの時思ったんだ
彼は本気で言ってるんだ
私は・・・・彼との約束を守るしかないんだって
彼の言った言葉は私を強く呪縛する
「キミの全ては僕のモノだ」