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いつも眠いのはキミのせい。

第91章  ちゃんこ鍋。


★笠松幸男★



笠松「さっきまで黄瀬もいたんだが・・・先に帰らせた」




っつーか先に帰っちまったんだが・・・




笠松「あいつもお前の事心配してたから、一言連絡しといてやれよ」

「涼太が・・・・・。わかりました。」

笠松「じゃあ行くか」

「はい」



帰る時、黄瀬の様子おかしかったな


アイツも大丈夫か?


まぁ、無理に動きまわられるよりは安静に休んでてくれた方がこっちはありがてぇけどな



そういやこいつと話すの久しぶりだな




「笠松さん。今日私が倒れちゃった事、誠凛の皆には内緒にしといてもらえませんか?」

笠松「は!?けど電話入れちまったし・・・」

「皆に心配かけたくなくて・・・お願いします。」

笠松「・・・・わかった。黄瀬にも俺から言っといてやる」

「ありがとうございます。涼太にも連絡もするようにしますけど・・・・ごめんって伝えといて下さい。」

笠松「おぉ」




今日、桐皇との試合で見せてた顔とは思えねぇな


笑わねぇし、自信なさそうな顔もしてる


ずっと下向いて歩いてる




笠松「お前本当に大丈夫か?」

「大丈夫ですよ!もう元気になりました!」

笠松「いやそうじゃなくて」

「え?」

笠松「何かあったんじゃねぇのか?」

「笠松さんて、何だかんだで優しいですよね」

笠松「はっ!?何だよ急に・・・」

「涼太の事もいつも心配してる」




話はぐらかしやがって


けど、黄瀬の事は・・・・




笠松「あいつをいつも心配してんのはお前もだろーが」

「はい。涼太の事、心配です。涼太は頑張りすぎて無理しちゃうタイプだから・・・放っておけなくなる。でも・・・」

笠松「?」

「いい仲間に出会えたようですし!もう、私が涼太を心配しなくても・・・笠松さんたちが心配してくれるから」




それってどういう意味だ?


こいつはもう黄瀬の事を心配しねぇってことか?



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