第88章 救いたい想い。
★★
黒子「・・・しょう・・・・ちくしょう・・・」
テツ君の悔しい気持ちが、声になって涙になってこぼれ出る
強すぎる為に苦しい思いをしてる大輝
努力しても追いつけない悔しい思いをしてるテツ君
助けたい
どっちもその辛さから救いたいよ
「テツ君・・・・」
私はテツ君をギュッと抱きしめた
「テツ君は一人じゃないよ。一人じゃ勝てないかもしれない・・・けど、皆でなら勝てるかもしれない。ムダな努力なんて一つもない。全部全部、大事なんだよ。大丈夫、大丈夫だよ。皆テツ君の事信じてるから・・・・」
私の言葉なんかで何が変わるわけでもない
だけど、伝えておかないとダメだと思ったから
伝えたいと思ったから
大事な大事な仲間を
救いたいと思ったから