第14章 約束。
★黄瀬涼太★
-体育館前水飲み場-
はぁ。
負けたのは悔しいっスけど・・・
最後のあの胸のドキドキは何だったんスか一体・・・・・・。
「お前の双子座は今日の運勢最悪だったのだが・・・まさか負けるとは思わなかったのだよ。」
黄瀬「!!・・・見に来てたんスか」
緑間っち・・・
黄瀬「帝光以来っスね」
一体何しに来たんスか!?
緑間「俺は人事を尽くしている。そしておは朝占いのラッキーアイテムは必ず身につけている。だから俺のシュートは落ちん!!」
全然意味がわからん!!
これがキセキの世代No.1シューターなんだから信じられないっス。
緑間「ところで、お前に一つ聞きたいことがあるのだよ。」
黄瀬「?なんスか??」
緑間「黒子のチームにいたマネージャーの事だが・・・・」
黄瀬「ちゃんの事スか?緑間っち知り合いなんスか??」
緑間「いや・・・あいつも帝光だったのか?」
黄瀬「違うっスよ。知り合いじゃないんスか??」
この人は何が聞きたいんスか!?
緑間「そうか・・・・・まぁ今日は試合を見に来ただけだ・・・だが先に謝っておくよ。俺たちが誠凛に負けるという運命はありえない。残念だがリベンジは諦めた方がいい」
黄瀬「・・・・・」
緑間っちは言うことだけ言って、一緒にきてた奴とリアカーに乗って帰ってった。
黄瀬「・・・・あれ?」
体育館の中に見えたのは風呂敷に包まれた大きなお弁当。
黄瀬「まだ間に合うっスかね?」
俺は風呂敷に包まれた弁当を片手に走り出した。