第84章 甘い甘い気持ち。
★★
「間に合った!!セーフ!!」
待ち合わせの時間ギリギリで着いた
こっち帰ってきたら連絡くれるって言ってたけど、やっぱWCまで帰ってこれなかったんだね
けど、帰ってくる前日に連絡くれるとは思わなかったな
もうすぐ来るかな?
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
かれこれ待つこと30分
もしかして忘れてる?一回連絡してみるべきかな?
そう思い彼の携帯に電話をかける
trrrrrr・・・・・・
出ないなぁ・・・・・
trrrrrr・・・・・・
何かあったのかな?
trrrrrr・・・・・・
「ごめ~ん遅れちったぁ」ポン
「っ!?わわわ!!」ポン?
電話の方に夢中で全然気づかなかった
頭の上に何か置かれた気配を感じ、頭の上に手を伸ばす
「あ!まいう棒!しかも秋田限定!!」
紫原「なかなかいい味してたぁ~。けど、俺はやっぱ東京限定のもんじゃ焼味の方が好きかなぁ」
「でも気になるね!きりたんぽ味・・・・」
紫原「それあげる~、お土産ぇ」
「え、くれるの?ありがとう^^こっちは私からだよ!どうぞ」
紫原「わあぁ~!お菓子いっぱいだ!ねぇ食べていい?」
「いいよ^^」
久しぶりだねなんてあいさつもなく、遅れた理由を聞く事もなく
お菓子の話からはじまっちゃうあたりは、敦らしいなと思う
「夏以来だね!忙しかった??」
紫原「もう、練習ばっかで最悪ぅ~。雅子ちんがうるさいんだよね」
雅子ちんって監督さんのことだよね?
「そういえば、今日は氷室さんと一緒じゃないの?」