第13章 涙。
★黒子テツヤ★
やりました!!
皆で一緒に黄瀬君のいる海常高校を倒しました。
練習試合とは言えやはり嬉しいです。
?
さん・・・・どこに行くんでしょう??
僕には気づかず、皆の輪からも抜けるように歩いていきました。
・・・・・・・黄瀬君の所??
僕も迷わず、さんの後をついていきました。
「泣かないで・・・」
そう言ってさんは黄瀬君の涙を拭いてあげました。
さん・・・・黄瀬君の事好きなのでしょうか?そう思うと、なんだか気持ちがモヤモヤします。
二人とも、僕が隣にいることに全然気づいてないようです。
???
彼女の様子が急におかしくなりました。
っ?!
もしかして、何か聞きたくない事が聞こえたのでしょうか?泣きそうな彼女の顔を見て僕は・・・・・・・
本気で守りたいとそう思った。
僕の体は勝手に動きだしていた。