第79章 お願い。
どうしよう
凄く緊張してきちゃった
けど、大丈夫。
大輝も付いてきてくれたし、桃井さんが悪いわけじゃない
わかってはいるけど・・・・・
ドキドキドキドキドキドキ
「口から心臓出てきそう」
青峰「お前、本当に大丈夫か?」
「うん・・・・」
緊張を紛らわす為に、勇気を付ける為に、大輝の手をギュッと握った
青峰「!!」
「ごめん、チョットだけ」
そう言うと、大輝は私の手を握り返してくれた
近づいてくる足音
あの時、桃井さんは顔色の悪い私を心配して声をかけてくれただけなのに
私はその手を払いのけてしまった
そう教えてもらった。
私の記憶には無い記憶。
そんなので謝って、誠意が伝わるなんてとても思えないけど・・・・
何もしないよりは全然マシだと思った
桃井「あ!青峰君!!こんな所にいたのー?もぅ!皆探してたよっ!!あれ?さん・・・・」
頑張れ!自分っ!!!