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いつも眠いのはキミのせい。

第77章 WCが終わったら。


★★


―温泉行き前日-



今日は真太郎と約束をしている



お互い部活が終わった後なので、あんまりゆっくりはできないんだけど・・・・・



真太郎は「夜道は危ない。俺が会いに行くのだよ」そう言ってくれて、わざわざ私の家の近くの公園まで来てくれることになっている



夜の公園は、何だかいつもより静まり返ってる気がする



季節のせいなのかもしれないな



この冷たい空気に触れていると、嫌でも冬を実感する



去年はズット暖かい部屋でコタツにくるまってみかんを食べながら過ごしてたな


そんな事を考えながら


モコモコの服にくるまって公園のベンチで真太郎を待つ



静かな公園に歩いている人達の足音が響く



その中に一つ、規則正しい歩き方をしてこちらに向かってくる足音




緑間「すまない、待たせたのだよ」

「全然!私もさっき来たところだから^^」



今日も真太郎は時間通り


抜かり無い




緑間「寒くないか?」

「寒い!けど、冬って感じでいいね^^」

緑間「お前・・・丸まっていると羊みたいなのだよ」

「え、羊ぃ?」




服のせいだな

けど、羊なんて言われるとは思わなかったな



緑間「そ、その・・・かっ、かわ、可愛いと言ってやっているのだよ!!」

「・・・・・」




カズ君がいつも「ツンデレ」って言ってるけど、確かに真太郎はツンデレだ





「はっ!あ、ありがとっ!」

緑間「フンッ!」

「それで?話って・・・こないだ電話で話した内容のこと?」

緑間「それもあるが・・・それとは少し違う」



違う話ってなんだろ?



緑間「この間聞いた話は、正直驚いた。」

「うん」

緑間「だがそれだけだ、俺達の関係は何も変わらない」

「真太郎・・・・・うん。ありがとう」

緑間「記憶の事は、無理に思い出すこともなかろう」




真太郎は私の話を聞いても、あまり気にしていないようだった



緑間「今日話しておきたいことはWCがおわってからのことだ。」

「WCが終わってから?」



そういえば、WCのことばっかりでその後のことなんて考えてもみなかった

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