第72章 私の話。
★★
WC出場がやっと決まり、皆の気持ちは更に引き締まっていた
それと、何だか楽しそうだ
霧崎第一との試合が終わって、安心して眠りについてしまった私をマタマタ、背負って送ってくれた順くん
疲れてたのに本当ごめんなさい。
今はお昼休みで、皆で屋上に来てご飯を食べてる
皆で屋上にいられるのが、何か凄く嬉しかった
だけど私は、皆に話しておかなきゃいけないことがある
本当は少し怖い
引いてしまうんじゃないか、重荷になってしまうんじゃないか、困らせるんじゃないか
だけどそんな気持ちよりももっと大きい
信頼してる気持ち
この仲間だからこそ知っていてほしい、嘘をつかずに全てを伝えたい
だから聞いて・・・・私の話。
「ねぇ、皆に聞いてほしいことがあるの!」