第70章 約束の切符。
★★
「これより第三Qを始めます」
結局、何の解決策も見つからないまま後半戦が始まった
開始早々、テツ君のバニシングドライブで相手を抜き、大我との連携で点を獲得した
そしてフルで出ることのできないテツ君は、第四Qに出てもらうためコガ先輩と交代して温存させた
勢いは誠凛
だけど・・・・
そんな簡単に終わらせてもらえる試合じゃない
「霧崎第一選手交代です」
このタイミングで交代?
交代で出てきたのは髪をオールバックにし、おでこの黒子が目立った選手だった
ラフプレーが更に酷くなったらどうしよう・・・・・
だけど、そんな考えはすぐにかき消された
ラフプレーになる以前に、ことごとく俊くんの出すボールがスティールさ続けれ、その後一得点もいれることができず、第三Qは終了した