第66章 事実。
突然知らない人に声をかけられて驚く
「あなたは・・・・」
声をかけてきた彼のジャージには
"KIRISAKIDAIICHI"
と文字が書かれていた
「今度の試合相手させてもらう霧崎第一の花宮真です。何か悩んでるようだったけど・・・・僕で良ければ相談に乗るよ?」
「えっ?私、そんな悩んでる顔してましたか?」
花宮真さん・・・・良い人そうだけど・・・・
泉真館の選手たちがいってた"卑怯"ってなんだったんだろう
花宮「深刻な顔してたから・・・誠凛の皆に言えない事なのかと思って^^僕でよかったら聞くよ。第三者の方が言いやすいこともあるんじゃないかな」
皆にはまだ言えない
だからって、今度の対戦相手にこんな話をしてしまうのもどうなんだろう・・・・・
だけど、誰かに聞いてもらった方が気が落ち着くのかもしれない
「実は・・・・」
花宮さんの優しさについ甘えてしまいそうになった
「いえ、やっぱり大丈夫です!彼達に最初に話したいから^^けど、ありがとうございました!」
初めて話す人なのに凄く親切だ
花宮「・・・・・クククッ」
「?」
花宮「フハハハハハハハッ」
「っ!?」
花宮さんは急に笑い出した
花宮「お前の悩みなんてどうだっていいんだよ、バァーカ!」
「え?」
花宮「彼達に最初に話したい?いい子ちゃんすぎてムシズが走るぜ」
「花宮・・・さん?」
彼の態度は急変してしまった