第65章 雨。
試合が始まって
両者一歩も引くこともなく
真太郎はシュートを打ち続け
大我はブロックし続ける
「真太郎・・・何か前の時と違う」
リコ「違うって?」
「何がとかはわかんないけど・・・前回のプレイの時と少し雰囲気が変わったっていうか・・・」
何が違うの?特に前と変わったところはないはずなのに
点数はこっちの方が今の所リードしてるけど・・・・
一時も油断はできない
だけどさっきから大我の飛ぶ回数が多すぎる
このままじゃ後半がきついんじゃ・・・・
そう思ってた時だった
真太郎は大我のブロックをフェイクで抜き、鉄平さんのブロックをカズ君にパスをして防いだ
・皆「「「「「「なっ!?」」」」」
真太郎がパスをするなんて・・・・・
今まで絶対に無かったはずなのに
真太郎は一人で戦うことをやめたんだね
日向「真に一つになった秀徳、手強いなんてもんじゃねぇぞ・・・!!」
真太郎が仲間を頼ってチームプレイしてる
真太郎も仲間の大切さに気づいたのかな
強くなったのはこっちだけじゃないってことだね
けどこれは分が悪いんじゃ・・・
リコ「これはピンチよ」
「っ?」
リコ「けど・・・」
木吉「ただのピンチだ終わったわけじゃない」
コガ「去年誠凛のピンチはあいつが幾度となく救ってくれたんだ。こーゆー時こそ頼りになるのが木吉って男さ!」
「鉄平さんが・・・・・」
そっか
皆頼りにしてるんだ
木吉「楽しんでこーぜ!」
頑張れ!!誠凛!!