• テキストサイズ

いつも眠いのはキミのせい。

第55章 夏の終わり。


★★


「はぁっ・・・・はぁ、はぁ・・・」



何逃げるように帰ってきてるんだ私・・・・


何が何だかわからないまま無我夢中で走った


家の近くまで来てやっと足を止めた



「・・・はぁ、はぁ、・・・っはあぁ」



どうして逃げてしまったんだろう


どうしてあんなに怖かったんだろう


桃井さんは優しく話しかけてくれただけなのに


桃井さんを驚かせてしまったんじゃないのかな


言い方きつかったよな


傷ついてないかな


大輝がいたから大丈夫かな



「・・・くっ・・・・・」



何で・・・・・


どうして・・・・・・


マダ体が震えてる


私、こんな震えるほど女の人が苦手だったんだ


そんなに怖かったんだ



「な、んでっ・・・ぅっ・・・・」



壁にもたれてた力も無くなり


私は涙で崩れ落ちた


私は一体どうしてしまったの・・・・・
/ 1230ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp