第55章 夏の終わり。
とりあえずいつも通りに
いつも通り
いつも通り
アレ?いつも通りってどんなだっけ
桃井「青峰君、誕生日おめでとう^^はい、プレゼント!」
青峰「お~サンキュ」
「・・・・・・」
私は大輝の後ろに隠れるように立っていた
別にただ喋るだけじゃん
大丈夫だよ
大丈夫
さっきまで大輝と喋ってたんだから
同じように
同じように
何度も何度も自分に言い聞かせる
だけど・・・・・
言い聞かせれば言い聞かせるほど
ドキドキの音は早く大きく
額からは冷汗が流れ落ちる
私どうしちゃったんだろう・・・・・
暑いはずなのに
体が震えだす
桃井「さん♪こんばんは^^はじめま・・・・えっ!?」
青峰「あん?・・・・っ!!オイ!!お前スゲェ顔色じゃねーか!!」
「・・・・・」
何か言葉を返さないと
何か・・・・・・
桃井「さん大丈夫っ!?」
そう言って、桃井さんは私に触れようとした
バシッ
「触らないでっ!!」