第10章 鼻メガネ。
★火神大我★
結局あいつ、今日一日あの変なメガネかけたままだったな。
純粋っつーか、素直っつーか、ただのアホだろ。
でも、今日のは笑いはしないものの、すげぇ楽しそうだったな。
一緒にいる時間が増えて、あいつのチョットした表情の違いや、感情がわかるようになってきた。
スキップしてたのはさすがにビックリしたけど・・・・
最近のはいつもたのしそうで、黒子に教えられた事とか素直になんでもチャレンジしてる。色んな事を知ろうと頑張ってる。
まぁ、黒子も黒子だから余計な事も結構教えてやがる!!
でも・・・・あいつが楽しそうだと、何か俺も嬉しくなるっつーか・・・・。
あんな変なメガネもらってあんだけ喜んでんだ。俺も何かあいつにあげ・・・・・・
っ?!バカか俺は!!
俺は別にあいつの事、ただの仲間だって思ってるだけだ!!
黒子とは違う!!!
俺はただ・・・・・・だぁっ!!
もうやめだ!やめだ!!