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いつも眠いのはキミのせい。

第47章 準々決勝。


第四Qが始まり


大輝の集中力は更にあがり、凄みを増した




大輝も涼太もどっちも譲らない


どっちも引かない



「殴り合いっつーよりもはや取っ組み合いだろコレ!?」


観客席の人たちも盛り上がり始める



二人の真剣な顔


凄い集中力



時間がたつにつれて、会場内は静まり返っていった



「いつまで・・・続くんだ?」



二人はズット点の取り合いをおよそ9分間


どっちも外すことなく


だけど・・・・



「涼太!」



思わず立ち上がる


彼の足のリズムがテンポがズレ始めた


限界が近づいてる


それでも・・・


涼太も涼太だけじゃない海常の皆、まだ諦めてない


時間は残り1分8点差



二人の最後の一騎打ち



大輝・・・涼太・・・・・



どっちを応援したいかなんてわからない


どっちに勝ってほしいかなんてわからない



だって二人とも負けたくないって思ってるから



それなのに


どちらかは負けてしまうなんて



目に涙が溜まる


泣いちゃダメ


私が泣いちゃダメ



マダ勝負は決まってない


どっちも負けてない


どっちもが良い終わり方なんて無い


それが勝負なんだから


私達だってそこから立ち直ってきたんだから


大きく深呼吸をする


スウゥー・・・・ハァアー・・・


「負けるなーーーー!!!」


皆「「「!?」」」



どっちに伝えたいかなんてわからない


だけど、どっちにも届いてほしい



涼太も大輝も・・・



負けないで!!



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