第45章 試食会。
★★
そろそろ皆食べ終わった頃かなぁ~
私は恐る恐る、学校の調理実習室に向かう
皆・・・・・ごめんね
わざとじゃないんだよ。けどね・・・・
リコちゃんの異常なほどの料理音痴はこの私が一番理解している
私にはアレを食べることは・・・・・
「あれ!?順くん!?どしたの」
実習室の前で倒れてる順くんに遭遇した
「大丈夫!?飲み物あるから飲みなよ!」
日向「あぁ・・・・か・・・・・俺・・・・もう・・・」
「頑張ってリコちゃんの料理食べてくれたんだね!ハイ、水飲んで!」
順くんの頭を膝の上にのせて水を飲ませる
「順くん、大丈夫?ここでチョットだけお休みしてよ」
日向「・・・ああ・・・天使だ・・・・」
「え!?大丈夫!?本当に!!」
こんなになるまで食べたの??
けどそれって、リコちゃんの気持ちが皆に伝わったんだよね!
伊月「日向っ・・・・・あ。」
「あ・・・俊くん」
伊月「何か悪い。」
「え!?ちょっ!!・・・・何だったの?!」
そういえば最近、俊くんとあんまり話せてないなぁ・・・
タイミングが合わないっていうか・・・少し避けられてる気もするけど・・・・
でも、俊くんそんな人じゃないし、私が何かしたのかも!!!
いや、そもそも本当にタイミングが悪いだけかもだし、あんまり気にしないでおこう・・・・