第42章 壁。
★★
火神「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
背中打って痛かったーーーーー!!!
大我は私の名前を一度だけ呼んでから何も言わない
どうしたんだろう
火神「俺・・・・お前の事・・・」
「?」
何か顔・・・・近い・・・
大我の心臓の音が聞こえる
ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ
凄い速さ!!!何かこっちまでドキドキが早くなってきちゃった
ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ
ドキドキのせいなのか、大我の顔が近いせいなのか・・・
私の顔・・・熱い!!
「大我!?心臓メッチャ早いけど大丈夫!?」
私のいきなりの声に大我はビックリしたようで、急に怒り出した
火神「ばっ!!人の心臓の音聞いてんじゃねーよ!!大丈夫だよっ!!!」
大我は起き上がり、耳まで真っ赤になっていた
「音・・・・聞いちゃってごめんね?嫌だった?」
もしかして、聞かれたくないことだったのかと思って不安になる
火神「べっ!!別に嫌じゃねーよ・・・・」
「うん・・・」
火神「・・・・送ってやるから・・・行くぞ」
大我は立ち上がり、玄関の方にスタスタと歩いていった
「あ、チョットと待ってよ!!」
私も急いで立ち上がり、荷物を持って大我の後を追いかけた