第41章 その後。
★★
「何かあっけなかったな」
青峰「何が?」
「バスケットコートで見かけたときから気づいてたんだ。大輝が電話の彼だって・・・・・」
青峰「・・・・・・」
「けど、あの時は自分から言えなかった。私が相田だって・・・・大輝も・・・私だって気づいてたんでしょ?だから名前、聞いたんだよね?」
青峰「さつきに邪魔されたけどな」
「そうだったね!・・・本当は私だって知られるのちょっと怖かったんだ」
青峰「はぁ?何でだよ」
「だって、今日試合だったし・・・・敵同士なわけだし。もう連絡取ってくれないと思って・・・・」
青峰「関係ねーだろ」
「え?」
青峰「別にお前が敵だろーと関係ねーよ。ま、俺も名前聞いた時に、聞いてどうすんだって思ったけどな!それに・・・・お前らなんか敵にもならねーよ」
「大輝ってそういう事言っちゃう人だよね~」
青峰「んだよっ!」ペチンッ
「いったぁあい!!お返しだっ!!」ペチッ
青峰「何だよそのしょぼいデコピンは」
「悔しい~!!」
敵同士だから、お互いを知ってしまえば終わってしまうって思ってた
けど大輝はそんなの関係ないって言ってくれた
敵にもならないって言われたのはかなり悔しいけど・・・
何か色々考えてた自分がバカみたいだったな
けど・・・大輝を救えたわけじゃない
私たちが大輝を・・・・・
あれ?でも・・・
「大輝って桃井さんと付き合ってるんだよね?テツ君が元カレなわけで・・・・色々大変なんじゃない?!」
青峰「はぁぁああ?」
この後大輝にガミガミと怒られながら説明を受けた・・・