第7章 本入部。
-次の日-
今日も早起きして屋上に向かったら・・・・・
閉まってる。ガーン
昨日の出来事が原因で屋上に入れなくなってる。
・・・・・・・・。
私の憩いの場所が・・・・・。
仕方がないから体育館に向かってみよう。
あれ?グラウンドの方から足音がする。
この足音って・・・・・
私はグラウンドに向かって走りだす。
そこには・・・・・テツ君・・・・・
彼は一生懸命、白線を引いて何かを書いている。
同じ高さじゃなんて書いてあるのかわからない。
私はグラウンドから教室に向かって走る。
「ハァ、ハァハァ。」
息を整えながら教室の窓に向かう。
っ?!
窓からグラウンドを見下ろす。
テツ君が書き終えるまでずっとグラウンドを見下ろしてた。
又だ、ドキドキが止まらない。
グラウンドには
日 本 一 に し ま す
と大きく書かれていた。
ドキドキが大きくなる。
・・・・・伝えたい。・・・・・
・・・・・・伝えなくちゃ・・・・・・
・・・・今・・・・・勇気を・・・・どうか勇気を・・・・・
「・・・・っ・・・・・ッ君。・・・・・・」
・・・・・もっと勇気を・・・・・・
「・・・テツくーーーーーーーーん!!!」
黒子「っ?!」
「わ、私も。私も一緒に、皆と一緒に・・・日本一を・・・・日本一を目指していいですかぁーーーーーーー!!!!!!!」
い、言えた。
黒子「・・・もちろんです。一緒に目指しましょう^^」
テツ君・・・・・。良かった。言えた。伝えられた。
自分から、自分の気持ちを・・・・・・
っ?!
突然ガシッと頭を掴まれた。
「大我・・・・・」
火神「バーカ!ったりめーだろ。一緒に目指すぞ!日本一!」
「うん・・・・ありがとう。」
テツ君と大我の笑顔を見て、又泣きそうになった。