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いつも眠いのはキミのせい。

第40章 諦めない。


★★


青峰「お前・・・何かあったのか?」


その声は、さっきの試合の時の冷たい彼ではなく少し優しい電話でいつも聞く声だった



「べ、別に何も・・・」


青峰「はぁ?せっかく人が聞いてやったのに何だよその態度」


「聞いてほしいなんて頼んでないじゃん」


青峰「そーいや、お前。前に楽しいことしようっつってたよな?」


「私、あなたとは初対面です!」


青峰「あぁ?!ざけんじゃねーぞ!お前試合終わったらちょっと付き合え」


「え!?何か急だね・・・しかも今お互い敵同士なんだけど・・・・」


青峰「んなことど~でもいいんだよ!終わったら連絡っすから付き合え。」


「・・・・・・」


青峰「震え止まったみてぇだな。まぁ、俺が負けることはねーけど、せいぜい最後まで抗えよっつっとけ。じゃーな」


「え!!失礼な事言わないで!!負けないよ!!けど、ありがとう!!大輝!!」



ヒラヒラと手を振る彼の後ろ姿にそう叫ぶ


私の震えに気づいててくれた上に、収まるように落ち着かせてくれたんだと思うと


憎たらしい言葉も、憎めなかった


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