第40章 諦めない。
桐皇監督「桃井さんのアレはもう渡してありますよね?」
桃井「・・・・はい、もう全部・・・知ってます」
向こうの監督と桃井さんの会話が聞こえた
アレって・・・・何!?全部知ってるって何を?
彼女は一体何を・・・・
そういえばさっきから、皆の動きが読まれてるみたいだけど・・・・
リコ「研究されてるわね。おそらくあの子に。桃井の正体は情報収集のスペシャリスト・・・いわば諜報部員ってわけね」
「諜報部員・・・・だから動きが読まれてるの?」
降旗「まずくないすか!?何か手を打たないと・・・・」
リコ「必要ないわ!このまま行くわよ!!」
恐るべし桃井さん・・・・
けど、いくら情報を集めたって、まだ見せてないパターンには対応できない!!
日向「ぐっ・・・!?」
「!!どうして!?」
初めて見せるパターンが読まれるなんて!!
桃井「知ってますよ-♡そう成長すると思ってたから」
「!?」
彼女は、私に聞こえる程度の声で話し始めた
桃井「その人の身長・体重・長所・短所・性格・クセ・・・全部集めて分析・解析・絞り込み・・・最後の秘訣は女のカンよ♡」
「・・・・・・」
私に話しかけたの?
桃井さんは話し終えるとこちらを向いてニコっと笑った
どんな風に成長するかまで読まれるなんて・・・・
皆もうまく攻めきれていないようだった