第33章 帰り道。
★緑間真太郎★
-帰り道-
・・・・・ガラガラガラガラ・・・・・・
雨の中は俺の為に泣いてくれた・・・
だが、そのせいであいつは熱を出してしまった
昔にも同じような事があったな。
あの時はあいつが雨に濡れていた・・・
あの時もは風邪をひいたのだろうか
俺と違って体力も全くないのだ、あれだけの雨に当たれば風邪もひくだろう。
なのに俺はそんな事にも気づかないなんて・・・
高尾「どうせ俺のせいだとか思ってんだろ!?」
緑間「っ!?何故わかるのだよ」
こいつは何故いつも俺の考えていることがわかるんだ?!
・・・・・高尾はいつも鬱陶しいほど俺に話しかけてくる
今日だってリアカーのジャンケンは無しでいいと言った
どういうつもりだ?お前は俺を・・・・・仲間としてみているのか?
フンッ
仲間か・・・・・それも悪くはないのかもしれないな
だが高尾・・・・の事は譲らないのだよ
さっきは笑った
俺だけじゃなく、皆の前で・・・・
アイツはとても嬉しそうだった
だが、俺は胸がチクチクと痛んだのだよ
どうやら俺はへの独占欲が強いらしい
もし高尾がに気があるのだとすれば、その時は高尾・・・・
お前を好敵手と認めよう。
だが、誰が相手だろうと俺はもう・・・・負けはしない