第33章 帰り道。
★黒子テツヤ★
-帰り道-
黒子「では僕はここで」
火神「おー、じゃあな」
さん・・・
大丈夫でしょうか?
火神君も凄く心配してたけど、嬉しそうでしたね
あんなに熱を出してしまうなんて・・・もっとちゃんとあたためてあげるべきでした・・・
僕は・・・・
彼女の笑顔が見たいとズット思ってた
入学した時からズット
笑わない彼女を見ているとどうしても過去の自分と重ねてしまう
きっと彼女には笑えなくなってしまった理由があるんだと思った
彼女にしかわからない、辛さや苦しさが
少しでも力になりたいと
元気付けたいと
前に監督がさんが笑わなくなった理由を話してくれましたが・・・・
彼女が笑わなくなった原因は他にもあるんじゃなかと・・・
それが何かはわかりません・・・・。
けど
さんは今日、笑った
僕は誠凛高校バスケ部に入って、バスケが大好きな人達に出会えて、本当に良かった。
さんも、同じ気持ちだったでしょうか?
だから、あの時
熱にうなされながらも・・・
いや、熱があったからこそ押さえ込んでた自分を出す事ができたのかもしれない
できることならば
あの笑顔がもう一度見たい・・・
きっと、また必ず!!笑顔にしてみせる!