第33章 帰り道。
★火神大我★
-帰り道-
火神「なぁ黒子」
黒子「はい」
火神「あいつ・・・笑ってたよな」
黒子「はい。笑ってました」
入学してから一度も笑うことがなかったあいつが、倒れる最後に笑いやがった
火神「ははっ」
黒子「?」
火神「今度は、ちゃんと起きてる時に・・・笑わせてやろーぜ!」
黒子「はい。僕もそのつもりです」
こいつも俺と同じ気持ちか
皆の前で笑ってくれりゃあ、それが一番だけどよ・・・・・
最初に笑った顔は、俺だけに見せて欲しい
なんて、欲ばっか出ちまう
火神「次は決勝リーグか。緑間が言ってた、青峰って奴も相当強いんだろ!?」
黒子「・・・青峰君は強いです。・・・ただあの人のバスケは・・・好きじゃないです」
黒子が好きじゃねぇバスケか・・・
火神「まぁどんだけ強えー奴が来ても倒すだけだ!!」
黒子「・・・そうですね」
けど、あいつ大丈夫かよ
あんな急にぶっ倒れやがって・・・・
後で電話してみるか