第30章 黒い傘。
★高尾和成★
やっぱ、負けると悔しいわな
けど、真ちゃんが負けるなんて・・・あいつ相当悔しいだろうな
なんせ負けず嫌いだし!!
まぁ、俺も悔しいけど
高尾「あっ!!ちゃ・・・・誰か探してんのか?」
あの傘・・・・・
前に真ちゃんが使ってたやつじゃね?
もしかして、真ちゃんの事探してんのかな
やっぱ、真ちゃんのがいいのかなー
そりゃそうか。
何せエース様だし、誰もが認める努力家だし、唯我独尊だし、見てて面白いし・・・・・
たまには真ちゃんよりも俺を見てよ
な~んて言えねーしな!
おっ!!真ちゃん見つけたみてーだな
こっそり覗くか!!
俺はちゃんにバレないように後を追った
この距離じゃ話聞こえねーな
雨じゃなきゃなぁ・・・・
すると真ちゃんは突然ちゃんを抱きしめた
えっ!?真ちゃんもあんなことすんの!?
つか・・・・・
二人の姿を見て、胸が苦しくなった
嫉妬ってやつか・・・・俺結構、心広いと思ってたんだけどなー
急にちゃんは大きな声で泣き出した
真ちゃんが泣かせたのか??
まぁ・・・・どっちにしろ、俺の前では見せない姿だよな!
これ、見てんのけっこーきちぃな・・・・・・
俺ってそんなにちゃんの事好きだったのかよ
・・・・二人とも落ち着いたみたいだな
てかどうしていいかわかんなくなってね?笑えるw
しゃーねーな。
助けに行ってやるか