第30章 黒い傘。
★緑間真太郎★
俺は人事を尽くしきれていなかったのか・・・・
悔しいとはこんな気持ちだったか・・・
凄く苦しいのだよ
黒子・・・・そして火神・・・・・
俺は・・・・・
緑間「くっ・・・」
涙が出るとは・・・・・・
は負けた俺を見て、情けない俺を幻滅しただろうか
緑間「・・・・フンッ」
情けなさ過ぎて笑えてくる
ふと空が暗くなり、後ろで声がした
「こんな所にいたら風邪ひいちゃうよ?」
俺が今、一番聞きたくなくて、一番聞きたかった声だ
緑間「っ!?・・・なぜここに・・・」
そこにはの姿があった
タイミングの悪いやつだ・・・・
「真太郎・・・・ありがとう」
?俺たちが負けたから礼を言っているのか?
イヤ、はそういうやつでは無いだろう
それにしても・・・・
緑間「お前は何でそんなに泣いているんだ?!」
何故こいつはこんなにも泣いているんだ?!
何かあったのか?!
「え・・・・?」
・・・・・気づいていなかったのか
「真太郎の前では泣いてばっかりだね。ごめん」
俺に謝る事など・・・・何もないだろう
だが、俺はお前の泣き顔を見たいわけじゃないのだよ