第29章 決勝。
「第三Q始めます!!」
後半戦が始まった・・・・
とりあえず、テツ君は一度ベンチに下げた
リコちゃんは何か突破口があればって言ってた
突破口・・・・・もしあるとすれば、大我・・・・
けど、大我の様子がおかしい。
この雰囲気・・・・・前に海常と試合した時の涼太と似てるし、真太郎とも似てる・・・・
自分一人だけがずば抜けてしまって、周りを頼らない、個人プレイ。
大我どうして・・・・
勝ちたいって気持ちが強すぎるのかもしれない・・・・・
その気持ちは皆一緒なのに・・・・
けど、集中力は半端ないし、ジャンプ力が上がってきてる
大我はとうとう、真太郎のシュートを止めるのに成功した
流れは誠凛に傾いてきた
けど・・・・・
黒子「このままだと・・・マズイ気がします」
テツ君も同じこと思ってるのかな?
「大我・・・・・・どうして」
個人プレイに走りすぎてるうえに、脚はもう限界そうだ。
さっきからジャンプするタイミングとか音がずれてきてる
けど、疲労は大我だけじゃなさそうだな
皆しんどそうな顔してる
火神「うるせーよ!!この程度で負けてたまるか!!」
ダメ。暴走してる・・・・何とかしなくちゃ
「第三Q終了です」
私が大我を助けなきゃ!!