第25章 秘めた想い。
ー現在ー
「あ、俊くんごめん。ありがとう!」
伊月「どういたしまして^^」
終わらせたはずの初恋相手はこうして今も目の前にいる
「今日は疲れたでしょ?家帰ってゆっくり休んでね。」
伊月「ありがと^^でもちゃんにマッサージしてもらったし!!」
前よりもズット元気で明るくなった
黒子や火神達のおかげなのかな
「ダーメ!!俊くんいつも気使い過ぎ。そんなんじゃ余計に疲れちゃうよ。」
伊月「アハハ^^ちゃんにはバレバレか・・・」
自分からはあまり話しかけるタイプじゃないけど、誰よりも人の事を見ようとしてくれてる
あの頃も、今も・・・
ポンポン
あの時のように頭に触れた
ふんわりと柔らかいキレイな髪・・・
伊月「ちゃん、いつも見ててくれてありがとな。心配してくれてありがと。俺さ・・・・」
やっぱり好きなんだ
何て言えるわけない
俺は仲間を、友達を裏切りたくない
友達の好きな女の子を好きになるなんてあり得ない
だから言わない
ズット心の中だけに秘めておくんだ
いつかこの想いが無くなるその日まで・・・